自営業者は年金の掛け金を上乗せして節税をしましょう

自営業者の場合、公的な社会保障が普通の会社勤めのサラリーマンに比べ少ないので、
国民年金だけでは老後の生活も安泰というわけにはいかないのが苦しいところです。

会社勤めから解放され、せっかく自分と自分の家族のために一生懸命働けるようになっても将来的な社会保証が薄いのでは、
なんともやるせない気持ちになりますね。

そういった将来の資産的に不安な部分を補うため、投資信託などに頼りたくなる気持ちはわかりますが、
投資商品には一様にリスクが付きまとうため、いくら事前に何%のリターンがあるからと販売担当者に言われても、
それが本当にそうなるかは未知数です。

なので、投資などの不確定要素が多い金融商品に頼るよりも、確実に老後の生活を保障できる道を探ることが重要です。
その一つの方法として年金を公的な制度を使って上乗せする、というのがあります。

具体的に言えば「国民年金基金」「国民年金付加年金」と呼ばれるものがそれです。

国民年金基金は、国民年金の加入者ならだれでも加入できますし、
その掛け金は全額が所得控除になりますから、節税にもなります。

国民年金基金の掛け金は上限が確定拠出型年金との合算値で月額6.8万円まで、
これは加入時の年齢や性別、将来の年金の受け取り方などで違いが出てきます。

たとえば35歳男性で、終身A型を選んだ場合、毎月の掛け金は11740円となります。
基本年金額は2万円なので、受け取ることのできる国民年金にプラス2万円が上乗せされるというわけです。
自営業の方は早めに加入しておけば、その分受け取れる年金額も増えますし、節税という意味でも得をすることができるわけですね。

年金との絡みでもう一つ、通常の国民年金保険料に毎月400円を上乗せして支払う「国民年金付加年金」制度を使えば、上乗せされる年金額は「加入した月数×200円」となり、たとえば30年間400円を上乗せして支払い続けた場合、
10年X12か月X200ですから年額24000円が年金に上乗せされて支払われます。

こちらも掛け金は全額所得控除となりますので、節税に使えます。

自営業者の節税は、こういった所でうまくやりくりしていかないと、払わなければならない税金は多くなる反面、
将来受け取る年金もサラリーマンと比べて少なくなってしまいますから、自営業者の利点を最大限に生かすために、年金だけでなく保険などにも注意を払い、コツコツと節税を進めていくとよいでしょう。